2012年01月10日

松の内と小正月

IMG_0849.JPG松の内とは、門松が飾られている期間の事で、通常は関東では1月7日とされています。
でも、銀座ピアースビルのエントランスには松の内を過ぎた今でも、門松が飾られています。
もちろん、片付けるのを忘れた訳ではなく、小正月まで門松を飾ると決めていたからです。
本来は小正月(こしょうがつ)までが松の内とされていました。
小正月とは正月の望の日(満月の日)の事で1月15日にあたります。元旦を大正月と呼ぶのに対し、このように呼ばれます。
関西では現在でも松の内は1月15日までです。
ではなぜ、関東では1月7日になったかと言うと、江戸幕府の命で短縮され、関東を中心に広まった、との事です。
短縮と共に飾り納めの「どんど焼き」も禁止された事から、江戸の防火対策と言われたり、将軍の命日と関係あるような説も多くみられます。
いずれにせよ本来は1月15日の小正月まで門松を飾っておいても問題はないのです。
今年は銀座ピアースビルのテナントさんの新年開店日は、多くが1月10日です。
この日が1年の始まりとなります。
縁起ものの門松でスタッフをお迎えしたいし、お客さまは歳神さまですので、門松に宿って頂きたくて、小正月まで飾る事を決めました。
お正月飾りも、だるまさんのデジタルサイネージも、同じく小正月まで続行します。

「7日過ぎて門松はみっともない」「いつまでも正月気分に浸ってはダメ」ですか?
いえいえ、これは、大切な1年の初めの行事として、どうぞご理解くださいませ 揺れるハート

posted by 銀座ピアースビル at 13:36| 季節のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする