銀座の交詢社通りの沿道の紫陽花は、今が見頃です。
青と赤紫の大きな花は、この時期の雨に美しく映え、道行く人々を楽しませてくれます。
古来より愛されてきた紫陽花ですが、花言葉は少しネガティブなものが多いようです。
「移り気」「高慢」「無情」「浮気」「美しいが冷淡」等々…
花言葉は、その花の持つ特徴、性質などにもとづいて象徴的な意味を持たせているので、咲き始めから徐々に色を変えていく様が 「移り気」 とか 「浮気」 等と言う花言葉が誕生したのでしょう。 紫陽花は地中の酸性度によって色を変えるリトマス試験紙のような性質があるといいます。
色の変化が楽しめるので筆者は大好きな花なのですが、「移り気」「高慢」とは…
何とも残念な花言葉ですよね。
でも! よく調べてみたら「辛抱強い愛情」「元気な女性」という正反対の意味もあったのです!
花言葉は古来より世界中で伝えられておりますが、各国に異なった花言葉が存在しており 「正解」 はおそらくありません。
これらの花言葉が、どこの国のものかは解りませんでしたが、花期が長く、雨の時期にずっと耐えているかのような様が、きっと「辛抱強い」とか「元気な」という象徴になったのでしょう。
紫陽花は白い無垢な蕾から、徐々に色を付け始め、咲ききった後も花びら(正確にはガク)を散らしもせず、色を失って枯れてしまうまで枝から落ちる事はありません。
なんだか、長い女の一生のような花ですね。
育て易く大型で豪華な花の紫陽花は、鉢花として贈り物にも重宝されています。
贈る時は、ぜひ「花言葉は辛抱強い愛情です」と付け加えてあげましょう。
間違っても「花言葉は移り気です」などと女性に贈りませんように…(笑)
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